いきなり咬んだり叩いたりする人がいます。
この人たちは緊張が高いので素早い行動が出来るのです。意識してやってるようにしか思えないと思う職員も少なくないと思いますが、私たちも予想できない状況にあったり、緊張する状態になると心臓がどきどきします。基本的には同じことです。心拍数を上げ瞬時に動けるようにそなわっている防衛能力です。
もともと自閉症の方たちは筋緊張が高い人たちです。その特性に加えて、様々な刺激や新しい環境になじむのが苦手で緊張が高まります。「身体を通しての安心感を享受することが苦手」という言い方もできます。
身体のリラックスからの支援方法としては『動作法』という支援方法があります。文教大学の今野義孝教授が第一人者ですが、指導いただける方は少なく日常的に指導いただけるのは難しいですが、先生の講演(ほとんどがボディワーク)を体験(研修)したいと思います。緊張し続けるとは『とても辛いこと』です。
(職員向けメッセージ)