私は、かつて近県の公的な施設で一スタッフとして勤務していました。
二人の子供にも恵まれ、地方ですので小さな家も持つことができていました。仕事には福祉的違和感は感じていましたが、平凡に子育てをしていく人生だろうと思っていました。
ただ、福祉の勉強はしてこなかったので、いいといわれる施設には見学に行き、優れた功績のあるといわれる人の講演などは聞きに行っていました。
だんだん施設の理想像がイメージできるにつれ、我がままなのか、胸にわきあがる感情、夢、希望などが無視できなくなってきました。
その後、いろいろな人との出会いがあって今に至っています。多くの優秀な人たちと仕事をしてきました。
今思うことは、能力の多くは「情報処理能力」の事を指すように思えます。つまりは時間的な問題です。人生の「価値」のために大切なのは何かを志向し、そのためにどんなことをしているのか?「志向のための思考」という能力を使っているのか、ということです。
使わない(気づかない)人は、その人生での結果をもらえないのだと思います。
(職員向けメッセージより)