火災報知機は意思伝達装置

火災報知機を押してしまう人がいます。

本来的な使い方は言うまでもなく火災の報知ですのでスイッチを切ることはできません。誤報でも消防車は確認のために来てしまいます。職員はたいへんです。

でも押す人たちはこれを極めて効果的に使っています。闇雲に押しているわけではありません。

代替コミュニケーション機器AAC としてわかりやすいサインとして使っているのです。

この人たちは火災報知機を押すことの意味は知っています。でも自分の感情はうまく表現できないので押してしまいます。ガマンして、ガマンしてその上で自分のことを気がついて!と叫んでいるのです。

AACとは「手段にこだわらず、その人に残された能力とテクノロジーの力で自分の意志を相手に伝えることにある」中邑1998、意思伝達装置・自助装置なのです。

以前の他害や器物破損という表し方から一歩成長したのです。私たちは「そんなことしなくてもわかっているよ!」というメッセージと方法を伝える必要があります。

「聞いてくれる人のおかげで愚痴もこぼせる」 相田みつを

(職員向けメッセージより)

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このページは、GMが2009年9月30日 16:05に書いたブログ記事です。

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