『心のケア』では、人は誰でも心の中にしっかりと安心して生きたいという心棒を持っていると考えます。
それを阻害しているストレスやこだわりを除去することにより、聡明な人格が現れ本来持っている力を発揮できるようになります。エンパワーメントという考え方に似ています。
べてる風にいうと「病気も回復を求めている。病気や症状のシグナルは回復に向かわせようとする大切な体のメッセージ」と解きます。
問題と思っている行為は「人が辛い体験や悩みに支配されそうになるとき回復(安心)するために軌道修正しようとする行為なのです」。
シグナルが見えたときに回復しようとすることをお手伝いすることが『心を支える』ということなのですが、大人は年季が入っているので簡単ではなく"障害=困った奴"にしてしまいがちになります。その視点では回復しようとしている方の"お役"にたてないのです。
その行為がパターンとなってしまった要素を、テーブルの上に乗せ眺めて考えて見ましょう、とべてるではいいます。
一時停止して『スペース』を置いて考えるということです。