2010年1月アーカイブ

ちょっと前のことですが、ある人に私が思ってもいないこと(誤解、曲解)を言われ、未消化のまま家に帰り、まもなく全身がだるくなり、のどの痛み、熱発を数分の中ではっきりと感じ取れるような体験をしました。

それまでの疲れはあったにせよ、明らかに一方的にエネルギーを奪われ免疫力が落ちてゆくのを感じました。

私は大勢の「生きにくさ」の中にいる利用者の方々、それに関わる大勢のスタッフと仕事をするようになり、はっきりと意識できていることがあります。

それは相手のエネルギーを奪わないように関わることです。

私一人でできることは小さなことです。私たちは多くの人のプラスの力を借りなければ成り立たない仕事をしています。

力や知識・立場でねじ伏せようとしたり、相手にマイナスのイメージを持ちつつ言うことをきかせようとしても伝わらないどころかマイナスのエネルギーを作り出してしまいます。

相手の長所にアクセスしそれを育て、一人ではできない現実を作り出していく"効果的な生き方"が大切です。

「かかわりが生み出すプラスのエネルギー」です。

(職員向けメッセージより)

「あなたに会えて本当によかった。うれしくてうれしくて言葉にならない」

心にしみわたる小田和正の詩とメロディにのせて映し出されるダウン症の秋雪ちゃんの写真にたまらなく切なくなります。保険会社のCMです。

6年間の生涯を精一杯生きた記録、最後に父親の「ありがとう...」という言葉で締めくくられています。

「人は人に愛されていく人生」を必要としています。何歳でも!誰でもが!です。

赤ちゃんは機械で、まさに機械的に育てても生きていけないと言われます。

私たちは、人の役に立ち、感謝される仕事に就いていますが、私は私を見守ってくれているすべてのものに感謝しています。私は幸せです。

私は大切なことは何かを知っています。

それは例えば水泳の息継ぎのように最初は意識的に練習し、慣れてくると無意識でもできるようになります。ですから、いつも意識する必要はありません。

「おはよう」という瞬間、肩に触れる瞬間、やわらかいまなざし、そのひと時、一つ一つの「生」を大切に! 大切に! 大切に!

『愛という神は細部に宿ります』

(職員向けメッセージより)

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