"懸命に生きていること"を支える営み

何度も繰り返すパニックに言葉を失う。

でも一人ぼっちで身に降りかかる様々な困難に耐えてきた人だとしてら、"耐える"ことと"はじけて"しまうことの二つしか自分を維持できない、学習してこなかった人だとしたら、どんな支援ができるだろうか!

親が悪いわけではない。どうしたらいいかわからない中で必死に育ててきた。

"母性"の問題と思い自らを傷つけてきた。親も孤独だった。

職員は事故が起こらないように見守りは必要だが、"繰り返す"ことに対して、その人が生きていくために身に付けた"パターン"に対して"一人じゃないよ"と言ってあげられる支援を考えていかないと"はじける"→監視の強化 では私たちの仕事が「福祉」ではない世界になってしまう。

人は関係性の中で悩み、それが続くと"感じる"機能も弱まっていく。

わかってもらえない世界は"孤独"を増幅させる。

その人の辛いストーリーに関心を持ち"人としての根源的なエネルギーを生み出す関係性"を少しづつ築いていく。

一度の人生"懸命に生きていること"を支える営みしか手はないのです。

(職員向けメッセージより)

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このページは、GMが2010年5月25日 17:43に書いたブログ記事です。

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