2011年2月アーカイブ

"初めは一人から"

ボルボという自動車を知っていますか。

私の若いころには世界で一番安全な車として有名でした。

この会社は、車の3点式シートを発明し世界特許を取りました。

ところが特許料を取らずそのノウハウを世界中に広めました。

この3点シートのおかげで命を救われた人たちは何千万人いることでしょうか!

お金を取り普及が遅れることより、一刻でも早く救える命を救うこを選択したのです。

2月7日の福祉新聞の一面は「タイガー運動を機に 施設の最低基準を見直しへ」ということでした。

伊達直人です。

児童養護施設育ちの主人公がプロレスラーになり自分の育った施設に贈り物をするという私の世代のアニメのヒーローです。

その名前を使い誰かが人知れずランドセルを贈るということが報道されると全国で同様の現象が続きました。

そして児童養護施設が注目されることにより、それまで検討はされていたとしても、運営基準が改正されることを早めた要因にはなったのでしょう。

一つの会社、一人の善意が社会を動かします。

初めは一人からです。

法人のあり方で福祉ニーズに応えられる未来を作ることができます。

職員の関わりの中に小さな幸せを感じて頂けるエッセンスがあります。

あなたの中に"しあわせの芽"はあります。

(職員向けメッセージより)

「鏡の法則」

私は人と関わり、お話を聞いたりお話したりすることの多い仕事をしています。

5年ぐらい前から徐々に自らのあり方を変えてきました。
コーチングや様々なコミュニケーション心理学を学んできて、気がついたことがあります。

私は想いや気持ちが強いので共感的に受け止めて頂く人も多かったのですが、同じぐらい人を追い込んで辛くさせてきたようです。
「もったいない!」時間を過ごしていたようです。

人に対してネガティブな感情を持つことは同じように返ってきます。
「鏡の法則」です。
自分の脳もそのように反応してしまいます。

多くの人とお会いする仕事、関わったすべての人が少しの"しあわせ"を感じるように接する。

今、思っている最大の社会貢献、それは"心に添う"関係性を作ること。
愛と感謝と喜びの中を生きること。

愛とは他者に対してその人の内的世界を理解しようと"心"を近づけること、感謝とはすべての生のエネルギーをもらえること、喜びとは「一人じゃない!」ということを分かち合うこと。

一個、一個の"命"はみんな素晴らしい!もっと早くこの領域に達したかった。

でも、すべてが必要であったこと!すべては必然!

(職員向けメッセージより)

私たちは誰の声を一番聴いていると思いますか?

自分自身の声なのです。そして一日3000回以上も内部対話をしています。

ですから、愚痴や文句などネガティブなことばかり聴いている脳はそのように認知し態度や行動に移し"想定した結果"になります。

必ず言います。「やっぱりそうだった」と!。
そして原因を"誰かのせい"にします。負のスパイラルです。

間もなく新人を迎えるこの時期、職員がもっとも注意をしなければならないことは、今ある不満、愚痴を言う状況の改善です。

習慣化されていることを自覚する必要があります。職を変えても条件を変えても愚痴は出てきます。

いつも答えは自らの中にあります。

自らの中に原因を求め、意識的に行動を変え、幸せへの人生を選ぶ、自らを変えられるのは自らしかない、自らをコントロールできるのも"自ら"なのです。

だから意識的、意図的にしなければならないことです。

働きやすい環境、適正な職員配置など外的要因は改善します。

人がいつも見たいと思っていること...
「人がひたむきに夢に向かい努力している姿」
「職員がご利用者に『安心してほしい!落ち着いてほしい!幸せを感じてほしい!』と思って関わっている姿」
伝わってきます。カッコいい姿です。

(職員向けメッセージより)

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