知的障害者の権利侵害について社会問題として取り上げられるようになってから十数年の時間が経っています。
多くは施設内での対応の仕方が問題になっていました。
その後現在まで法律・制度が何度となく変わりそのことを理解することに振り回されてきました。
人権についての取り上げ方も法律の用語の使い方やその解釈の問題などより複雑に変わってきました。
そして、今でも事件の報道は無くなりません。
かつてこのことを問題にしてきたことが学習されていないのか!
契約の時代になると権利意識が増して事件は少なくなるはずではなかったのか!
はっきりしていることは、
支援をされる側の心のあり様は繊細であるということ、
支えるという行為は目線が高くならないように意識しなければ支える側が強くなってしまうということ、
相互作用である対人援助ということを学び続けていかなければならないという事実、
人権の問題は俎上に載っている時がもっとも守られているということ、
そのための発言・発信の機会を持たなければならないうことです。
福祉は理念性が強い仕事です。
先人は強い人間愛で時代を創ってきました。
"愛や幸せそして夢"ということはきれいごとではなく人が生きていく上での"本質"だから必要なのです。
(職員向けメッセージより)