2011年7月アーカイブ

私たちの法人の理念は「全ての人が安心して暮らすことのできる社会を目指す」ということです。

私たちの暮らしの中にはしあわせを感じることは様々おこります。

私たちの中にある自らの中で起こっていることを充分に感ずることができる感度が磨かれているとそのことに気づけます。

自らの内側で起こることをしっかりと「味わう」ことにより他者と繋がることができやすくなります。

他者と繋がることが最終目標と長く思っていました。

しかし、これが強すぎると"その場"と繋がることが弱くなります。

一人の人につながりを求めると"失望感"であったり"裏切られ感"が湧いてきます。

もっと「大きなものに包まれ、守られているという感覚」を手に入れると個人に対してのネガティブな感情は湧きにくくなります。

人類はこの"大きなもの"を「愛・宗教・宇宙」と表現してきました。

安心の無い幸福感はありません。

"安心"を持って頂く関係性とは、
ご利用される方への支援、ご家族、職員同士、誰にでも必要なこと、同じことです。

幸せとは追い求めていくものではなく、"幸せな生き方"を選択することです。

愛には皆等しく守られています。

そして、"見える行為"をし、感謝の言葉「ありがとう」を発することでプラスの体験をすることができます。

「はじめに言葉があった」のです。

(職員向けメッセージより)

移動に不自由な方には車いすが必要です。

聴覚が不自由な方には手話が必要です。

自閉症の方にはその障害特性に応じた"わかりやすい情報提供が必要です。

このことを構造化と言います。

構造化とは、「意味あるコミュニケーションをとるためのすべてのアイデア」のことを指します。

これがベースです。

その上で、次に私たちにとって困った行為をしてしまう心のあり様を考えます。

不穏・不安定などの一言でかたずけてはいけないのです。

表層だけで捉えていると、"本当の思い・辛さ"を理解してもらえない状態が続くので、解ってもらいたいために行為はエスカレートしていきます。

そうせざるを得ないのです。

長くその方の行為が変わらないとしたら、関わるチームでの捉え方を根本的に洗いなおす必要があります。

そしてそれをポジティブな視点、声かけ、行為に変えていく必要があります。

そこで私たちを阻害する要因(クリティカルボイス)は、「この人たちは変わらない」と思ってしまうことです。

人は"つながり"を求めて生きています。

人間存在の不安とは人と繋がっていない、孤独になっている不安・怖れです。

無条件に"つながり"を感じられる、それが"支援"です。

一つの命、幸せに向けての私たちの役割です。

(職員向けメッセージより)

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