2012年6月アーカイブ

誰でもを癒す空間

人が安心を感ずるためには、良き人的環境、かかわり、コミュニケーションなど他者に対しての不安がないことがベースとなります。

そのうえでわかりやすい物理的な環境を見える化、個々のレベルに応じた刺激の軽減された空間をつくります。

そして安心が安定的、継続的に続くと、様々な事を安心できる人に支えられ(ここが大事)体験することができるようになります。

安心できる人を通して好きなこと、選んでもいいことがわかってきます。

"わかる"段階を丁寧に積み重ねることによって自信、意欲、そして新たなことにチャレンジしたいという主体性が育ってきます。

私たちの仕事は対象となる人が単に安定することだけではなく、豊かな人生を送っていただくために世界観を広げることにあります。

もちろん、落ち着いていただくことのためには多くのエネルギーが必要です。

でもそれは、日常の少しの成功、触れ合い、分かち合う喜びの中で補給することができます。

私はこの人たちやスタッフにいろいろなことをお願いします。

もちろん、忙しさに追われていることも多いのですが、「ありがとう!」と言えるからです。

ポジィテブなエネルギーが飛び交う空間、とりわけ「ありがとう!」という言葉が聞こえる場は誰でもを癒す空間です。

(職員向けメッセージより)

福祉はサムライ業

"いじめ"がメディアで盛んに取り上げられているとき数学者の藤原元彦氏(国家の品格の著者)は、「いじめは卑怯なことだからいけないのだ」と話されていました。

卑怯とは"潔さ"がないこと、卑劣なことを言います。

私たち福祉の仕事の資格(社会福祉士、介護福祉士等)は「士」という字を使います。

医師や看護師の「師」は卓越した技術を持つものという意味です。

「司」は、まとめる人、つかさどる人をさします。

士業とは別名サムライ業ともいわれます。

「士道とは死ぬ覚悟を内に秘め人に恥じない生き方をすること」です。

心を持って仕事にあたること、志のある仕事、という意味です。

「生き方」の「覚悟」を自ら決めることです。

人の命とかかわる仕事、生き方は決められます。

「生き方」を決め、生きぬいてきた人を見ると"命"がその方の人生が輝いて見えます。

自ら求めてそのような人に会いに行きます。

自らの中で起こっている感情を大切にすること、自らをかけがえのない命だと思える人、自らを乱暴(自暴自棄)に扱わない人、これらは自らが求めていくことで獲得できます。

私には"貫きたい思い"があります。

私が全力をかけられるのは頑張ってくれている皆がいてくれるからです。 

恥じない「生き方(死に方)」用意!

(職員向けメッセージより)

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