ある団体の人権の研修のテーマが、「"こえ"を聴こう 笑顔のために」そして、その中の講演に「みんな幸福になりたい」とのテーマを見つけました。
私は、これまで権利侵害や虐待防止がテーマの研修の依頼があると、虐待の実態などの紹介から始まり、自責の念も含めて虐待をしないようにするためのスタンダートレベルを上げよう、というメッセージを含めた話をしてきたようにに思います。
みずき福祉会は、全国でも早期に倫理綱領を制定して発信してきました。
だんだんその活動が大きくなるにつれ、他者から"してはならないこと"を言われても面白くない、"したい福祉"について考えていきたいということになり「こんなことを注意して支援にあたろう」という7つの柱」を決めました。
「ありのままでいい」「ふ~っとひと息ついてほっとする」「もっと楽しく」「私なり」「自分で決める」「あなたの知らない私」「やってみたい」と、ご利用者の思いを考えました。
一つの重大事故には、300のヒヤリハットがあると教えることは大事なことですが、一つの最高の幸せには29の小さな幸せがあり300の毎日の笑顔があります。
私たちの仕事は最高の幸せへと続く"この笑顔"を作るための仕事をしています。
どんなに大事なことも、苦痛や不快と結びつけると脳は学習をしにくくなります。
楽しいことと結びつけることが大切です。
幸せのホルモン、エンドルフィン、ドーパミンが大脳辺縁系を刺激しロジカルをつかさどる大脳新皮質が機能しだします。
虐待をなくすには、そのことと反対のこと(ご利用者が幸せになること)をみんなでしっかり考え,そのことを習慣に落とし込むことが大切なのです。
(職員向けメッセージより)