2014年3月アーカイブ

自立型人材育成の場をいっしょに体験しませんか! 
 
~知的・発達障がい者 サポーターズ 
ドリームプランプレゼンテーション2014のお知らせ~

                                      町田福祉園 阿部美樹雄

知的・発達障がい者 サポーターズ ドリームプランプレゼンテーション(サポ☆どり)は、知的・発達障がい者福祉にかかわる人たちが、夢を語る会です。

未来は見えません、サポ☆どりは、見えない世界を創っていく試みです。

過去と他人は変えられません。変えられるのは今と自分と未来だけです。

夢・未来を語らない、意識できない業態はすたれます。

最高の未来・理想・ビジョンを語りあい、実現していく場面が私の意識しているドリームプランプレゼンテーションです。

夢としてなら、最高のものをイメージし5感で味わうことができます。明確に味わうことができたとき、すでに実現への道を歩んでいます。

福祉とは、"しあわせ"という意味、すべての人は幸せな人生を歩みたいと思っています。

私たちは、サービスを利用しているご本人やその家族、そして自らの人生も輝くものとなるために夢を現実なるようにひたむきに行動し続けたいと思います。

食事の介助・排泄の介助・着脱衣の介助は当たり前のことで、「機能としての福祉」です。

私たちがかかわることにより、福祉をご利用される方々が絶対的な安心・安全を感じ、幸せを感じられるように支援をすると「価値のある福祉」になります。

人は他者に支えられて困難を乗り越えた経験は生涯の財産となります。

すべての人たちが、その人らしいやり方で、他の人の人生のために、他の人の命のために、与えられた命、生かされた身、限りのある時間を使って援けあう社会は、真に人の尊厳を大切にする社会です。

夢を語るとき人は最高の笑顔になります。夢は敵を作りません。

夢に向かっている姿に、子供たちは心を奪われます。

私たちは、障がいがあろうがなかろうが、すべての人たちが安心に包まれ、幸せを感じられる理想の未来を創っていきます。

「さぽ☆どり2013」での配布資料からの抜粋です。

ドリームプランプレゼンテーション(ドリプラ)とは

ドリームプランプレゼンテーション(以下ドリプラ)は、メンタリングマネジメントの考え方がベースになっています。

メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つです。指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(Mentee)本人の自発的・自律的な発達を促す方法です。

「さぽ☆どり2014」は、今年7月のキックオフミーテングから始まり、6回のメンタリングセッション(相互支援会、伝えたいテーマの明確化))を経て、プレゼンターは、メンターとスタッフ(音楽、映像、等)の支援を受け10分間のムービーに、そのテーマを選んだ理由や、そのことの価値をオリジナルの音楽をつけ仕上げていきます。

また、個別支援会もメンターやスタッフの都合のつく限り開催し支援を受け自らの真に伝えたいことを探求していきます。その発表の場は11月15日800人規模で行います。

ドリプラは、日本はもとより、中国・ベトナム・ウガンダ・タイなど世界中で、開催されています。

日本では、一部上場の企業をはじめ、地域、業界毎、そして教育の場でも採用されています。

福祉の魅力を語る場、権利侵害とは縁遠い、効果的な人材育成の場

メンターのあり方は、見本・信頼・支援で7・2・1の割合だといわれています。

安心に包まれ理解されていく関係の中で、人は困難に立ち向かおうとする気持ちが芽生えてきます。そして夢実現のために今、なすべきこと、方向性が明確になっていきます。

この過程を共感し、体験し、感動する時、プレゼンターもメンターも一緒になって成長していきます。

最初はたった一人の夢でも、みんなで応援する(相互支援)ことによって成り立つ世界観であり、共感者が支援者となり、その夢(事業)が現実化しやすくなります。

地域や社会がより良くなっていきます。

福祉の最大の経営資源は"人"です

私たちは、福祉を利用されている方々とのかかわりの中で仕事のやりがい、自らの有用感を感じ、人間的な成長をしていきます。

「良くしようとしなければ悪くなる!」

不適切なかかわりの中での虐待事件の報道が少なくない中、意識の変革の必要性を感じます。

さぽ☆どりの参加条件は、

福祉への情熱を持っていること、

支援者としての向上心があること、

独自の価値や魅力があること、

実現のための具体的な考えがあること、

プレゼンターの人生観とリンクしていること、

人々をわくわくさせることです。

相互支援社会は、福祉そのものとも言えます。

理解してくれる人がいるだけで悲しみは半減し、喜びは倍増します。

さぽ☆どりに参加しませんか!

スタッフとして! プレゼンターとして! 福祉人として!

(職員向けメッセージより)

辛さや苦しさを伴う感情は、取り除こうとしてもなかなか取り除くことはできない。

あまりに大きな辛い感情であれば受け入れ昇華し、未来に向くべきなど、とても言えない!

唯一出来ることは傍にいることだけかもしれない。

傍で辛いであろう感情に寄り添い"一緒にいる"ことは、静かだけれど力強い"援け"になる。

人には情動を感じ取る力"情動感染"という力が備わっている。

持っている。

そして雄弁だ。

震災の時、多くの見返りを求めないエネルギーが東北に向いた。

多くの他者のために生き、亡くなった方々のエピソードが語られた。

時間がたち、一向に進まない復興、利権が重なり合う事業、様々なコンフリクトが報道される。

人は弱い存在だと実感させられる。

「人は忘れる、ということを忘れない!」

あの時どんな形でも、役に立ちたいと思った人は多いだろう!

震災以降自らに課していることがある。

募金箱を通り過ぎないということ、必ずしも東日本震災への募金だけではなく、盲導犬や植栽プロジェクトなど様々、でもどこかで誰かの役に立っていると信じている。

わずかだけど毎日だ。意識的に"忘れることを忘れない"ことを続けている。

誰のためでもなく自のため、少しだけFlowになる。

(職員向けメッセージより)

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