忘れる、ことを、忘れない!

辛さや苦しさを伴う感情は、取り除こうとしてもなかなか取り除くことはできない。

あまりに大きな辛い感情であれば受け入れ昇華し、未来に向くべきなど、とても言えない!

唯一出来ることは傍にいることだけかもしれない。

傍で辛いであろう感情に寄り添い"一緒にいる"ことは、静かだけれど力強い"援け"になる。

人には情動を感じ取る力"情動感染"という力が備わっている。

持っている。

そして雄弁だ。

震災の時、多くの見返りを求めないエネルギーが東北に向いた。

多くの他者のために生き、亡くなった方々のエピソードが語られた。

時間がたち、一向に進まない復興、利権が重なり合う事業、様々なコンフリクトが報道される。

人は弱い存在だと実感させられる。

「人は忘れる、ということを忘れない!」

あの時どんな形でも、役に立ちたいと思った人は多いだろう!

震災以降自らに課していることがある。

募金箱を通り過ぎないということ、必ずしも東日本震災への募金だけではなく、盲導犬や植栽プロジェクトなど様々、でもどこかで誰かの役に立っていると信じている。

わずかだけど毎日だ。意識的に"忘れることを忘れない"ことを続けている。

誰のためでもなく自のため、少しだけFlowになる。

(職員向けメッセージより)

このブログ記事について

このページは、町田福祉園のGMが2014年3月11日 11:17に書いたブログ記事です。

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