べてる流にいうと、病気が悪化している状態を「苦労している」と言います。
辛く苦しく爆発(パニック)を起こしてしまう状態も「苦労している」状態です。
人は、コミュニケーションがうまくいかず辛いことや、家族や大事な人との関係で悩んでいるときは「苦労している」ときです。
問題行動というと、厄介、困った人になってしまいますが「苦労している」人ならば、歩みより語りかける言葉は「ご苦労様」です。
「ご苦労様」と言う言葉は、「あなたの辛さは知っているよ!」とうメッセージです。気分が楽になる響きがあります。
べてるのもっとも大事にしていることは、「三度の飯よりミーティング」という自助グループです。「自助」と言いながら彼らの発言の中では「仲間がいるからがんばれる」と言うようなことが何度となく聞かれます。
孤立・不安→「爆発」の繰り返しから「仲間・わかってくれる人」がいる、という革命的な変化の中で「不適応状態を起こしてしまう自分と...共存していく」という「回復」にかかわる支援、私たちも「苦労をしてる人」というイメージを持ってみてはいかがでしょう。
(職員向けメッセージより)