"こだわり"に振り回されます。
そしてご利用者が不安定になることを避けるために腫れ物に触るように対応してしまいます。
でも同じことが繰り返される背景は"本当の思い"を聴いてもらっていない!という感情が残っているからで、それがエスカレートしていきます。
この人たちは思っていること(内面世界)と表に出る行動とが一致せず"使いにくい体"を持っています。
「ぼくが跳びはねる理由」の著者の東田直樹さんは「心は繊細だ」と言っています。
聴覚が苦手なこの人たちは言葉が大量の刺激となって入っては消えていくそうです。
ですから"書きとめる"という視覚的な情報(構造化)を残しておくことが大事になります。
人は瞬間、瞬間に数十億という情報を五感で感じ必ず削除・歪曲・一般化などの作業を経て記憶に留めます。
五感で感じる事に差異はなく、蓄積する作業の仕方が人は皆違うのですが、この違いが多少大きいことを認知の障害と言っているようです。
意味づけの仕方ですので変わり得るということで"やり−とり"次第で生きやすくなるということです。
(職員向けメッセージより)