辛さや苦しさを伴う感情は、取り除こうとしてもなかなか取り除くことはできない。
あまりに大きな辛い感情であれば受け入れ昇華し、未来に向くべきなど、とても言えない!
唯一出来ることは傍にいることだけかもしれない。
傍で辛いであろう感情に寄り添い"一緒にいる"ことは、静かだけれど力強い"援け"になる。
人には情動を感じ取る力"情動感染"という力が備わっている。
持っている。
そして雄弁だ。
震災の時、多くの見返りを求めないエネルギーが東北に向いた。
多くの他者のために生き、亡くなった方々のエピソードが語られた。
時間がたち、一向に進まない復興、利権が重なり合う事業、様々なコンフリクトが報道される。
人は弱い存在だと実感させられる。
「人は忘れる、ということを忘れない!」
あの時どんな形でも、役に立ちたいと思った人は多いだろう!
震災以降自らに課していることがある。
募金箱を通り過ぎないということ、必ずしも東日本震災への募金だけではなく、盲導犬や植栽プロジェクトなど様々、でもどこかで誰かの役に立っていると信じている。
わずかだけど毎日だ。意識的に"忘れることを忘れない"ことを続けている。
誰のためでもなく自のため、少しだけFlowになる。
(職員向けメッセージより)