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2009年07月03日
北海道の襟裳岬に程近い浦河町にて、べてるまつりに参加しました。
浦河町は、人口14,000人ほどの小さな町ですが、元気にあふれ、外へ向かって積極的に情報発信し、世界中から注目されて多くの人々を引き寄せています。その秘密は何でしょうか?
精神障害者が主体的に生活する"べてる"では、病気を抱える当事者が、"三度の飯よりミーティング"や"弱さの情報公開"という独特のフレーズを共有して、病気と戦うのではなく、病気と付き合う姿勢で生活しています。
病気と付き合う中で、他の当事者や支援員の助けをかりて、自分と自分に関係する幻覚や幻聴を客観的に捉えて整理し分析した成果としての"全国当事者研究報告会"は、笑いの中にも涙ありで、大変に盛り上がりました。
現代の終わりなき競争社会に生きる多くの人々に対して、ゆるやかな中にも、着実に自分の足で力強く生きている"べてるな人々"が輝いて見え、とっても魅力的でした。